社員インタビューInterview

グループホーム支援スタッフ/小林 貴由

2007年中途入社(アルバイトからの正規雇用)

小林 貴由

グループホーム支援スタッフ

人と話すことが好きで、アルバイトからスタート

自分はもともと人と話すことが好きで、大学時代は教職の免許も取得しました。結局その道には進みませんでしたが、以前から医療や福祉の仕事には興味があったんです。
そんなとき友人が福祉施設でアルバイトをしていて「面白いよ」って話してくれて。それで自分もやってみたいなと思い、夢21福祉会にアルバイトとして入社しました。
ご利用者様の日中の作業のサポート…たとえば、お菓子作りやお弁当作りを一緒にしていましたが、2年半ほど経って次のステップに進むことを考えたときに、正社員のお話をいただいて、この仕事を続けていこうと決めました。

みんなのムードメーカー的な存在と言われています(笑)

現在グループホームの支援スタッフとして働いています。今の施設は6年目です。
毎日作業から返ってくるご利用者様と一緒に、食事をしたりテレビを見たりしながら生活のサポートをしています。
私はとにかく人とコミュニケーションするのが好き。周りのスタッフからはムードメーカーのような存在ってよく言われていますね。

長い時間をかけて、少しずつ変化しているのを見られるのが醍醐味

グループホームの皆さんが「できなかったことが少しずつできるようになっていく」のを一番身近で見ることができること。もちろん、それぞれの個性や障がいは違いますが、毎日一緒に過ごしているからこそ気づけることがあります。
なかには、私が入社したときからずっとお付き合いしている方もいますが、皆さん長い時間をかけて少しずつ変化しているんですね。それを肌で感じられたときは嬉しいです。

たとえば、嫌なことがあるとすぐに逃げ出したり、文句を言ってしまう方がいたのですが、私はまず、とにかく何があって、何に怒っているのか、悩んでいるのか、話相手に徹することにしました。
そうすると、その方は「人に話す」ことで、感情が爆発することを抑えられるようになったんです。
本人もそれに気づいて、まず何か気になることがあったときに「人に相談する」ようになりました。「人に相談する」という、自分の感情が高ぶるのをリカバリできる「スキル」を身につけたんです。
その後、だんだん性格も穏やかになって、今では独り暮らしができるようになりました。これも、長い時間をかけて向き合ったからこそ、立ち会えた進歩だと思います。

もっと幅広くケアできる人になりたい

どんなに経験を積んでも、どうしたらいいのかなと悩むことはあります。
家族じゃないからこそ、一人ひとりを客観視してできることを考えてあげられる立場。色々なアプローチがありますし相性もあるので、一人ひとりの性質を正確に見極めるのは今でも難しいです。それでも、いつも支えてくれる上司や仲間、後輩もいて、本当に良い人に恵まれていると感じています。
だからこそ、もっと役に立てることをしたい、幅広くケアできる人になりたいと思い、最近は、産業カウンセラーとキャリアコンサルタント資格を取りました。現時点では資格を直接活かす場面はありませんが、今後何かしら仕事に活かせたらいいなと思っています。

難しいことは考えず、目の前のことに一つひとつチャレンジしていけばいい

この仕事は、まずは目の前で起きていることに一つひとつ向き合っていくことが大事なんです。
毎日色々なことが起きるので、その都度「何でだろう」「どうしたらいいのかな」「なぜこうなったんだろう」を探っていく、その積み重ねや気づきが、より良い支援に繋がっていきます。
一緒に利用者の方々と過ごすからこそ、小さな変化にも「今日何かあったのかな」と思えること、これは、自分の仕事を面白くするためにも必要なことだと思っています。

また、現場を任されるとどうしても自分一人で抱えてしまいがちになりそうですが、ウチは違います。いつでも相談できる人がいますし、話を聞いてくれる仲間が大勢いてくれるので心強いです。
私は今までは、何か壁にぶつかったときに乗り越えられないと思うタイプだったのですが、ここで働くことで、「絶対何とかなる」と思えるようになりました。
それだけ、スタッフのことを考えて親身になってくれる人がいる会社です。

SNSでシェア

このエントリーをはてなブックマークに追加